食堂かたつむり
どうやったら勉強に集中できるか? 茂木健一郎さんがおっしゃるには、思いたったら「いま」やることが一番集中してできるそうで、たとえば9時になったら始めようとか、これを片付けたら始めようではダメで、「勉強」と思ったら「いま」やる。
いま、する気が起きないから朝ごはん食べてからなんて思っちゃいけない。「いま」とりかかる。これがなかなかできない。なかなかできないけど、たまに朝起きたとたんにいきなり問題集をあけてみて解きだすと集中していたりする。たぶん茂木さんは正しいのだと思う。
これが勉強じゃなくて料理だと「いま」作りたいと思ったら「いま」とりかかるのはちっともたいへんじゃない。
いま夜中の3時なわけですが、寝付かれず頭から離れないリンゴのケーキをいま焼き始めました。焼きあがるまで40分の間にブログを書こうと思います。
なぜリンゴのケーキなのかというと紅玉リンゴを大量に買ったからです。紅玉の時期は短く、リンゴの中でも一番好きな紅玉をできる限り何度も楽しみたい。でも夜中に作らなくてもよいじゃないかとも思いますが、それは小川糸さんの「食堂かたつむり」を読んだせいです。この本はおなかがすく本です。
| ||||||||
読み進めるほどにおなかがすいてたまらなくなります。
本を読み終えたわたしは家を出て吉祥寺行きのバスに乗り、「なにかおいしいものを食べたい」という思いだけで吉祥寺の街を歩き回りました。「なにかおいしいもの」では済まなくて「なにかものすごくおいしいもの」で、「とても真剣に作ったもの」で、できれば「わたしのために作ったもの」が食べたかったのです。でも「わたしのためにとても真剣になにかすごくおいしいものを作ってくれるレストラン」なんてそうそうありません。吉祥寺には「食堂かたつむり」はないのです。
ひとつ思い出した店が井の頭公園に降りていく階段の近くにある店です。 夜には何度か入ったことがありかなり満足度の高い店だったけれど、ランチはどうもいまいちらしいという噂。でも他に思い当たる店もなく行ってみるかと思い店の階段を上がると、大勢の黒服のお兄さんたちが。
黒服といってもやくざさんではなく、どうも結婚披露パーティが行われている模様。 貸し切り状態ではなく「お席はあります」と言われたけれどきっとざわざわして落ち着かないだろうなと思いあきらめました。「食堂かたつむり」ならばお客は一日一組です。
さてどうしよう、歩き疲れ空腹に負けたわたしは、こうなったら先ほどの店の目と鼻の先にある「いせや」で焼き鳥でも立ち食いしてやろうかと、初志も忘れて自暴自棄になりかけていました。
しかしおろしたてのワンピースがその考えを押しとどめてくれました。それからまたふらふらとさまよい歩き、いいかげんヒールの足が痛んできたわたしの目に八百屋の店先で光り輝く紅玉りんごが飛び込んできました。「わーい!初紅玉!!」と喜んだわたしはあとさきも考えずに大量に購入。
紅玉りんごを18個も買い、こんな重いものを抱え吉祥寺をうろつけません。バスに乗って家に帰りました。
で、りんごのワイン煮を作りました。昨日中にたいらげられてしまったので、「いま」思い立って「いま」りんごのケーキ「アップルクラフティ」を作りました。
いま焼けました!
いま食べるべきか? 午前3時40分。


最近のコメント