2008年8月19日 (火)

オニババ化する女たち 

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)
Book
オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)
著者 三砂 ちづる
販売元 光文社

先日、三砂(みさご)さんの「月の小屋」を読んで、この人の本をもっと読んでみたいなと思い、この本を手に入れました。

「月の小屋」はエッセイか小説かエッセイか?小説なのね、うん、どちらにしろ良いものを読んだ、と思っていましたが、これは新書でもあるしタイトルからして小説ではありません。

「月の小屋」というしっとりとしたタイトルからもかけ離れていて、なんだかどうしよう、この人のこと嫌いになりゃあせんかと不安にかられながら開きました。

「はじめに」のところで、日本の昔話にはよくオニババや山姥(やまんば)が出てくるが、あれは、社会のなかで適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、山に籠るしかなくなり、オニババとなり、ときおり「エネルギー」の行き場を求めて、若い男を襲うしかない、という話だったと、とらえている。

・・と書いてあり、え?そうゆう解釈で、そこからどうつなげていくのだろう、やっぱ不安。。と思ったのですが、読みすすめていくとなるほどなるほど、そうそうこうゆうことをはっきり書いてくれなきゃあ、こうゆうのを考えていかなきゃ日本の未来は明るくならないぞ、というところまで説得されたわたしです。

女性として生まれてきたからには、自分の性、つまり月経や、性体験、出産といった自らの女性性に向き合うことが大切にされないと、ある時期に人としてとてもつらいことになるのではないかと。最近、やさしい、かわいらしいおばあちゃんが減ってきつくて怖いおばあちゃんが増えたのも、いつまでも自分のことばかり考え、周囲に苛立ちをぶつけたりして、穏やかに「枯れられない」何かを持っているのではないかと三砂さんは言います。

性と生殖に係るエネルギーを抑えつけて使わないようにしてるとあちこち弊害が出てくるし、そのエネルギーもめったやたらに使えばよいというのではなく、喜びに満ちた経験でなくては、エネルギーも本当に満たされたとはいえないと。

どうやって気持ちよく生きて、スッと枯れていくか。どうやって満たされた一生を送るか。やはり女性はからだに向き合うしかないのだと言い切ります。 精神世界とかスピリチュアルなことを知るのもいいけれどそちらに逃げるのははっきり言って大きな間違いで、そんなからだが無くてもできるようなことは、からだを持っているときはしなくとも、からだがあるうちはからだのことに向き合いましょうと。

わたしもいつかもっと年をとって誰から見ても「おばあちゃん」になる日が来ることと思います。そのとき、うまく燃やすことができなかったエネルギーをぶすぶすくすぶらせて黒い煙を出したりしないように、いま、からだが求めるものを確かめながら上手に昇華させて、恐ろしいオニババになったりしないように女を生きようと思いました。

友人(女性の)に会うとほとんど皆にこの本の話をしてしまい、すると皆すごく興味を持って聞いてくれて、話がどんどん発展します。 話しきれなくて、結局友人たちはこの本を買ってしまっているようです。

ここにも書ききれないので、女性のみなさーん、読んでみてくださーい。

おばあちゃんになるにはまだ少々間があるので、今日もまた勉強です。  司法書士の。

しばらく書いていませんでしたが、ひーひー言いながら勉強を続けておりますです。もう毎日やめようか続けようかやめちまおうか遊んじゃおうかがんばろうか苦しいぞ読書三昧したい時間を忘れてユーチューブで音楽聴きたい呑みに行きたいと思いながら続けております。  しばらく前からこの本の話を書きたかったの。やっと書けたぁ!ああ、すっきりした。

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2008年7月13日 (日)

スランプかしら

暑かったですねえ、夜になってもまだ暑いけれど。

主婦つきこさんはほとんど日の出とともに目が覚め、洗濯を2回して、朝食を作ったあとわらわらと起きてくる子たちの蒲団を次々とベランダに干し、シーツや枕カバーや蒲団カバーをひっぺがえし、それらをまた次々に洗いまくり、お昼用にウィンナーパイとマーマレードパイを作り、掃除機をかけ雑巾がけをし、蒲団を取り込み、ほとんど裸状態でお風呂を洗い、シャワーを浴び、夕食の買出しに行き、夕食を作り、洗濯物を取り込みたたみ、しまい、夕食を終え茶碗を洗い、ぐったりしているとあっという魔、じゃなくてあっという間に夜も更けました。

「わたしはこのようにして本日も勉強する時間がありませんでした」

と、言い訳してるわけです。 最低です。

「勉強ができない理由」を挙げればいくつだって挙げられるでしょうし、誰だって同じでしょうしキリがありません。

なのにあえて言っている。いやらしいです。ブログにも書いてるわけです。

開き直りでしょうか? いえいえこうして自分を辱しめて反省しよう思ってるんです。

反省しましたか、つきこさん? 「またやりそうです」

反省していないんですか? 「・・・」

今日はもう寝なさい。 「はぁーい」

 

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2008年7月11日 (金)

うぴゃー

きつーい、くるしい、つらーい、ぎゃあぴいぎゃあぴい。

うぴゃー。 あそびたーい!

めそめそ。

失礼しました。 今の時点でこんなに苦しがっていて大丈夫でしょうか。

先週の日曜日、試験を受けてきました。 11教科のうちまだ1教科も習いきっていないので、「雰囲気確認」のためだけです。 山村先生が来年本番のときに初めて様子を知るよりは、ちょっとのぞいて雰囲気を感じ取っておくのがいいとおっしゃるので、ちょっとのぞいてきました。 一応試験問題を見ましたが、まだ習ってないものはわかるわけない。 午前の部だけ出て午後の部は帰りました。 午後の記述なんて名前しか書けないでしょう。 これは「一回目の受験」とは数えず、来年受かったら「一発合格」したと堂々とエバって良いそうです。

ここ数日、勉強がはかどりません。 連日のように、飲み会だのお茶会だのランチだのお誘いがあったのを断り続けているうちに(だと思うのですが)めげてきました。

何度も断るのも申し訳なく、最近では「すみません、基本的には来年の夏までは遊べません」と返事をすることにしました。

ほんとかよ!?、おいおい、と自分につっこみを入れながら・・。

ほんとでしょうか。

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2008年6月25日 (水)

バナナアイス

けっこう大変になってきました。 講義はどんどん進んでいき、はじめて知ることばかり。 そして難しくなっていくばかり。 復習に時間がかかります。 過去問をやって解説を読んでもはて?あれ?さて?はあ?とテキストに戻り首をひねっているうちに次の講義が押し寄せてきます。 またまた難しいことばかり。 そうこうするうちに最初の頃に覚えたはずのことが忘却の波に乗って遠い島へと行ってバカンスかなんかしてます。 ごめんごめんかまってあげなくて、と最初の頃の勉強もしていると、次の講義が押し寄せてきます。

これをわたしは「まるで男性にもてている状態」と擬似と思います。 あっちとデート、こっちとデート、そっちもデート、忙しいわーん。でも優しい八方美人だから全部引け受けちゃうの。

と、そうでも思わなくちゃ、くるしくって。。 予想以上にたいへんなんだもん。そしてこの先予想は予想を超え、さらに超え、もっと超え、もっともっとくるしくなっていくのでしょう。 そのときはモテ擬似とか言ってられなくなるでしょう。 どう精神状態をとりつくろいましょう。

さて。 少し暑い少し涼しい少し暑い少し涼しいを繰り返しじわじわと夏へ向かっています。 ここのところよくおやつにアイスクリームを作ります。

つきこさんはアイスまで作っちゃうの?すごーい!と思いましたか?しめしめです。 作る人なら知っている作らない人は知らない、実はとっても短時間の下ごしらえでオラクにできてしまうのです。

①なるべく純度の高い生クリームを200cc(小さな箱に入ってるアレが200cc)をボールにあけます ②カップ1/2の粉砂糖をそのボールに入れます(うちにはきび砂糖しかないけどそれでも大丈夫)バニラエッセンスをぱっぱ(今日はなかったのでブランデー) ③泡立て器で7分立てくらい混ぜてそこでやめとく ④溶きほぐした卵黄を加えてちゃかちゃかっと混ぜる(余った卵白は、夕食で何かに使ってもいいし、筋肉に栄養が欲しい人は飲む

で、これを容器(金属製が冷えやすい)に入れて冷凍庫に入れる。 ここまでで15分もかかりませんです。 

今日は卵黄を入れたあとにフォークでつぶしたバナナを一本分入れました。入れて数回ぐるぐる混ぜるだけです。量が増えて嬉しい。

冷凍庫で3時間冷やします。途中2,3回出してスプーンで混ぜると良いです(空気が入ってふんわりするからだったと思います)。 いま、混ぜてみました。 うっおいしいっ。

おしまい。 勉強してきます。

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2008年6月19日 (木)

ナマはやめましょう

風邪をひいたようで低空飛行です。 思い起こせば「風邪をひいたようで低空飛行」ってことが多いような気がします。 講義を聞くのも遅れ気味になりあせります。しかしあせりは禁物です(と言い聞かせる)。

昨夜は娘と少しもめました。友達の誕生日にケーキを持っていくというので止めました。彼女はどうしてもどこそこのなんたらかんたらという生クリームとフルーツたっぷりのタルト系のケーキを持っていきたいと言います。友達が誕生日にどーしても食べたいと言ったそうです。 

だって、あーた、自転車に乗って駅まで行き、人を折りたたんで詰め込むような中央線に乗って中学校に行くのです。例え娘が言うように保冷剤で取り囲むようにして持って行ったってこの季節にロッカーの中で放課後まで持つかどうか。満員電車で人と一緒にもみほぐされたケーキをもらっても友人もまた電車に乗って家に帰り、うふふと開けた時には、それがあの話に聞いた是非とも食べたいと本人が望んだそのケーキというものかどうか30分くらいは悩むでしょう、その間にもナマモノは腐敗への道を厳かにそして確実に進行していくのよ、と母は説得を続けます。

兄の「ナマはやめとけ」の説得も加わりどうにか諦めてくれましたが、不満そうでした。

なんかどうも最近の子はそうなのか、私たちの時代には考えられない誕生日プレゼントが行きかっています。 真空パックのおでんとか、ポケットティッシュを大きな紙袋ひとつ分(60個くらい入っていた)とか、日本各地の漬物セットとか、耳かき5本セットとか。

娘の学校は変わってない?あれ、普通なの?と兄に聞くと、兄の高校でも誕生日プレゼントにタマネギや山芋やピーマンを手渡しあったりする光景が見られるそうです。

「はい、これ。お誕生日だったよね、おめでとう」とタマネギを渡し、「あ、どーも」と受け取る男子高生。

たまたま娘の女子校と息子の男子校だけがそうなのだろうか? それとも日本中でそういうことになっているのだろうか? それとも娘と息子の友人関係にだけ見られる話なのだろうか?

さて。わたしは風邪っぽく低空飛行で聞くべき講義も遅れ気味なのに余裕でブログを書いてます。 あせりは禁物のポーズを取っているわけです。

しかし考えてみれば、低空飛行体調の多い人こそ、寝込むリスクやロスが多いのだからやれるときにどんどんやっていかなければいけないんではないでしょうか。 時間は、工夫で生み出せると言っても、はっきり言って有限です。

まずい、やらなくては。

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2008年6月13日 (金)

過去問について

民法の授業も3分の1ほど進んできて、インプットされた量も増えてきて、このインプットされたものが頭に定着されているならともかく、まさかそんなことはなく、不確かな知識が頭の中にどんどん蓄積されていくという状況で、今わたしの脳はお忙しい状態です。

講義を聴いて、聴き終わったらテキストを読み返し、要点整理用の冊子を読んでさらに確認を深め、過去問を解く。 もちろん簡単に正解したりしませんから解説を読むことが大事で解説を読んで、あれ、そんなこと習ったっけ?とテキストに戻る。

予想以上に時間がかかります。

過去問、過去問、過去問が大事です、山村先生はおっしゃります。 何をやるか迷ったらとにかく過去問。

実感としてやっぱり過去問です。 過去問をやると不確かだった知識が頭の中でつながっていき、定着への一歩を歩みだす(まだ「定着した」などとは言いません)、そんな感覚がします。

時間があまりないと思う人は伊藤塾が出している厳選された問題を集めた過去問集でよいけれど、時間に余裕がありそうな人は他校が出している26年分の過去問が乗っている過去問集をやってみてくださいと言う。 他校が他校のものを薦めるのもおもしろいなと思いますが、他の資料などについてもどこそこのがけっこう良いなどと平気で言うところ、そんなところも伊藤塾の性格の良さかなと思います。 他校もそんな感じなのかな?

で、わたしは時間がないほうだと思って伊藤塾の過去問を選んだのですが、なんかもっとやりたくなってきて、LECのものを買いました。 LECのは体系別に出ているところは他校と同じですが、最終的に切り離して年度別に閉じなおせる工夫がしてあり、こりゃあ良いわと思いました。 

いくつか解いてみて、たとえ「似たような」問題でも解かせる「方向性」が違ったりすると視点を鍛えられるので、やっぱり26年分こなしたほうが良いなと感じました。

わたしは時間がないほうだと思っていたけれど、時間があるほうかなと思い直しました。 どうにか工夫すれば時間は生まれてくるものです。 一ヶ月前よりは時間を生み出せるようになりました。 まだまだほけーっとしている時間もあるし(しかし、このほけーっとした時間もわたしには必要なんだけど)、きっとこの先、お風呂に入ってる時間もトイレに入っている(失礼)時間もねぎを刻んでる時間もお化粧している時間もかき集めて時間を作っていくことになるのでしょう。 

ユーチューブ観たり、DVD観たり、CD聞いたりジャケット眺めたり、小説読んだりブログ書いたり、デートしたりしてるんだもんね。 しかし何度も言いますが、そうゆう時間は大切なのー。

我慢しなくちゃならない日がそのうちやってくるでしょう。  でもね、子供たちとの時間は最後まで犠牲にできないです。

来年合格目指してるみなさんもがんばってるよね? とくに山村クラスのみなさん、がんばろうね。 そういう気持ちもあって、ブログはできるだけ続けたいと思っています。

夜中だけど洗濯物干してこようっと。

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2008年6月 8日 (日)

月の小屋 三砂 ちづる

男とまぐわうのはどうしてそんなに気持ちよいものなのか、女のからだがどんなプロセスを経て気持ちよくなっていくものなのか、とても丁寧に上品に納得させてくれるものをはじめて読みました。

男も女も気持ちよくなってそりゃあ楽しい気持ちになっていく、そういう相手にめぐり合えたら、それは運命だから離してはいけないんだ、とお産婆さんをしていたおばあちゃんが話します。

月の小屋
Book
月の小屋
著者 三砂 ちづる

ここに入っている6このお話は三砂ちづるさんが仕事や日常で出会った人とのあいだで交わされたり打ち明けられたりしたおはなしで、それを読者に伝わりやすいように書いたエッセイ的なものだと思って読んでいましたが、うしろに「この作品はフィクションです」と書いてあり、え、実話じゃないの!?と驚きましたが、わたしはどれもこれも実話に少々色とリズムを加えた「素材は実話」じゃないかと思ってます。

まるっきりフィクションだとしたら、三砂ちづるさんはものすごいストーリーメーカーであるし、わたしはまんまと楽しんでしまった望まれる読者ということになります。

とくに「母の夢、オセチアの夢」「そうじする人」」「小屋」が好きです。

しつこいようですが、「フィクション」と敢えて断わっているのはここに登場する人たちにご迷惑がかからないようという配慮からであり、やはりかなり実話に基づいているのではと?とわたしは疑ってかかっています。 きっとそんな素敵な女性がいて、あんな話が本当ならばいいのと私が望んでいるからでしょうね。 上質な本でした。 

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2008年6月 2日 (月)

記憶の定着

眠る前、5分~10分の記憶は定着しやすいというので、テキストを見てここを暗記するぞと決めたところを読み込み明かりを消して目をつむった。暗闇の中、暗誦しようとしたらあやふやなので携帯の明かりでテキストを確認。よし、と目をつむって暗誦しようとしたら、まだダメなので、再び携帯を開いてその明かりで確認。そんなことを何度か繰り返しいつの間にか眠りについた。

朝、目覚めたらすぐに昨夜に覚えたはずのところをもう一度繰り返すと記憶はかなり定着するという。 実践しようとしたがまだうろ覚えだったので、テキストで確認・・しているうちに眠ってしまった。 次に目が覚めるまでの10分ほどの間に夢を見た。

わたしは夢の中で小説家であった。

小説の内容は、主人公の大学教授(女)と学生の恋愛ものだった。はじめはお互いに気に食わない教授で生徒であるという設定で、何度か教授室に質問のために訪れる生徒に「こいつ、やなヤツ」と思いながらも仕事なので質問に答える女教授。「嫌いなタイプの女」と思いつつも質問して解決しなくては論文が仕上がらないので渋々聞きに来る学生。

教授は学生が書いたレポートを見ながらこんなことも思った。「汚い字だなあ、『さ』と『ち』と『や』と『ん』の区別がつかないわ、まったく、『さっちゃん、どこいった』なんてもんよ」などとくだらないことも。

しかし、展開も早々とふたりは、人目を憚る恋をしてしまうのだ。大学教授(女)と男子学生の恋。ふたりは昼下がりの教授室でめくるめく淫靡なときを過ごすのであった。

ラストの一行。「そしていまふたりは、タポスの腹の中であった」

書けたわー!!と小説家のわたしは喜びに満ちて叫ぶ。 そして目が覚めた。

タポスってなによ? 記憶の定着がどうしたって? なにを暗記したって? 

この脳みそで勉強が続くであろうか不安なわたしである。 でもけっこうおもしろい夢だったので、忘れないうちにと息子にすぐに話した。息子は「やめろよー、授業中に思い出したらどうすんだ」と言った。 娘にも話した。娘は「わかったから、早くお弁当を作って」と言った。

息子と娘に話したおかげで、夢の記憶は定着し、いまこうやって書けるのである。めでたしめでたし。 (タポスってなんだろう??)

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2008年5月26日 (月)

日本のトイレットペーパーが一番

なるべくなら懇談会とか懇親お食事会とか保護者会とか個人面談とか授業参観とかに参加したくはなくて、避けて通れるものなら避けて通りたい。だからこそ役員は必ず一回は引き受けなんとなく義務を果たしたような安心感を自分に与えておきます。

今回の保護者会は娘が秋にカナダ語学体験ツアーに行くその説明会だったので、避けて通れなかったです。入学する前から中3生は全員参加でカナダに出かけホームステイをしてくるというのは知っていたことではありますが、詳しいスケジュールはわからなかったので。

ほとんどの教科は高1の内容をやっており、中3でもホームステイ中、お嬢様たちが会話に困ることはないと断言できる教育をしておりますからご安心くださいとのことで、そうですか、おまかせしますという気持ちですが、厳選してあるとは言いつつもどんな家庭に放り込まれるのかは行ってからのお楽しみということで、親子の不安を煽ります。

全大会でだいたいの説明を受けたあと、細かい質問は各クラスでと言われ娘の教室に行くと、出るわ出るわおもしろい質問が。

「あちらの食器洗剤は中性洗剤でしょうか?」「日焼け止めはいるでしょうか?」「乗り物酔いしたらどうしたらよいでしょうか」「トイレにヴィデはついているでしょうか?」「使用済みの生理用品はどうすべきでしょうか?」「カップめんを持たせたいのですが、醤油より味噌がいいですよね?」「いつもネグリジェなんですがパジャマにすべきでしょうか」

まだまだ質問が飛び交っていていつ終わるかわからないので、こそこそ退席してきた。すると他のクラスからもこそこそ出てくる人たちが何人かいて、顔を見ると1年のときに一緒に役員をした仲良しさんが全部揃ってしまった。

「トイレットペーパーはシングルですかダブルですか?なんて質問もあったのよ、ばかばかしくて出てきちゃった」

やはり他のクラスでもそうだったのか。学校側も大変だなあ。

みんなでスーツのまま居酒屋に行って2,3杯飲んで、夕食の支度のために早々に帰宅いたしました。

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2008年5月23日 (金)

ジャレッド・レトの目

ジャレッドの目は青い。青い目は実は苦手だ。若いときに付き合った人の目は青くその目を見つめたり見つめられたり、そこまで強い眼差しじゃなくても話すときに目を軽く見たりするそのたびに「虚」という文字がわたしの頭に浮かぶのだ。

その「虚」は虚無の虚なのか、空虚の虚なのか虚空の虚なのか虚心の虚なのか虚構の虚なのか謙虚の虚なのかわからないけどとにかく「虚」が浮かぶ。ひょっとしたらその目に「虚」という文字がプリントしてあるんじゃないかと確かめたくなるほどで、確かめようとその青い目を覗き込んでみるのだがプリントはされていなかった、がしかし確かめようと覗き込めば覗き込むほど「虚」という文字がわたしの頭の中に浮かんでくるのだ。その「虚」を覆うのは透き通るように薄い皮の瞼で、それを縁取るのは長くてもたよりない色素の金色の睫毛だ。 この人が金色の髪で青い目じゃなければもっと好きになれたのにと残念だった。 もしかして「虚」と書いてあったのはわたしの目でそれが相手の目に映っていたのだろうか。 いや、違う。 青い目はわたしにはあまりにも禍禍しかったのだ。

ジャレッドの目は青い。怖いくらいに青い。やはり「虚」をイメージするが幸いというか残念というか当然というか、当然というのでしょう、ジャレッドとはナマで見つめあったりしないから直接的な恐怖心は沸かない。反対に安心して「美しーい」と思える。「うつくしーい」なんてどころじゃなくその目を「欲しい」と思った。 いつか朽ち果てるのが「惜しい」と思った。

単純に子供が飴玉を欲しいとか女性が真珠のネックレスが欲しいとかと同じようなことで、まさかそれを刳り抜いてホルマリン漬けにして眺めたいとか、手に乗せてみたいとかそういう猟奇的なことを想像したわけではないので、読んでいる方は引かないでくださいね。 それはちょっといくらなんでも生理的にそこまでは。粘液とか血液とか切り取り方とかぬるぬるとか困るもん。

「ジャレッドの目が欲しい」。こんなことを我が子に話したら母親として猟奇的教育をしているようでイケナイわけで、だから言っちゃいけないのだが、ある日娘と一緒に「フロム・イエスタディ」のPVを観ているときにうっかりぽろっと「ジャレッドの目、ほしい・・」と言ってしまった。

「わたしはジェラルド(マイケミカルロマンス)の目がほしーい!と思ってたの!」と娘がのたもうた。

「あ、やっぱりィー!happy01」「うん、ほしいよね」「うん、ほしいほしい」「ねー」

そして再びジャレッドがいい、ジェラルドがいいと言い争ったのである。ほのぼのとした母娘の図である。

ジャレッドやジェラルドの目に異様なほどの興味を持つのはわたし(たち)が特別で猟奇的で変態的だからではない。という証拠にですね このデビューアルバムにはメンバー全員の目玉だけの写真が並んでいるんですよ。ニーズがあるんですね。

あー、よかった、自分が乙一になったかと思っちゃった。乙一の小説大好きだけど。

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